










『余白のための楽譜』#01 STEVE REICH / COUNTERPOINT
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音楽を可視化するためのインスタレーション
『余白のための楽譜』
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音楽は旋律を持つ。
その旋律を作る音の粒と粒の間には、無限に広がる音の深淵がある。粒と粒の間に存在する、五線譜にすくいとられることがない音の世界。
その粒の合間にある無限の音の世界を、デジタルプログラムによって動的に可視化する。
流体のようなマーブリングは、メトロノームのように一点の速度をもちながら、その図版はスケールを変え、色彩を変化させ続けていく。
黒い画面に浮かび上がる不可思議な紋様は、特定のプログラムを通してすくいとられた、可視化された音楽の部分である。
どんな音楽にもどんな音の繰り返しの中にも、同じ形状は存在しない。
これは、固有の音の欠片であり、音になれなかった音たちの世界である。
山﨑晴太郎
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