CHORUS|OFFICE GRAPHIC & SIGN DESIGN OFFICE 手書きを手書きのままにスケールを上げ、空間に落とし込んだ、
ブランドを体現するオフィスのグラフィック演出。

コーラス株式会社は、プラス株式会社ステーショナリーカンパニー、日本ノート株式会社、セーラー万年筆株式会社及びオキナ株式会社の4社が各社の国内営業業務を統合し、2020年8月1日に新たなメーカープラットフォーム事業を開始した新会社です。

2020年8月の会社設立時には、ロゴ・キービジュアル・コーポレートサイトをお手伝いしましたが、今回、オフィス空間の壁面グラフィックおよびサインの制作を担当しました。

オフィスのグラフィックでは、前回設計したブランドイメージを踏襲し、ダイナミックな手描きのデザインを展開することで、文具事業を原点としながらも、変化を恐れず、力強く躍進・成長していく企業姿勢を、空間にも一貫して表現しています。

01共用部壁面グラフィック
オフィスに訪れる人たちがまず最初に目にするのが、共用部のグラフィックです。フロアに足を踏み入れた瞬間から、キービジュアルを拡張させた手描きのグラフィックが空間を包み込み、ブランドイメージをダイナミックに訴求します。また、グラフィックは廊下を行き交う動線に沿って両側から「CHORUS」の文字を重ね合わせることで構成しており、重層的なタッチが空間に奥行きとインパクトを与えます。

02ピクトグラム設計
共用部のトイレ・給湯室のサインは視認性を重視するとともに、ロゴデザインのアイデンティティである緩急のついた筆勢を生かすことで、既存のシルエットにとらわれない、ブランド独自のコミュニケーションを誘発させるピクトグラムを設計しました。

03オフィス壁面グラフィック
共用部からのテンションを連続させるため、オフィス壁面にも統一した印象でグラフィックを展開しています。グラフィックはオフィス空間の景色として馴染むよう、「CHORUS」の文字を分解し再構築したパターンとして壁面に定着させました。空間の変化にあわせてグラフィックにも自由に変化を加えることで、ブランドイメージを保ちながら、メリハリのあるコミュニケーションを誘発させます。また、グラフィックは全てシャーペンによる手描きで直接壁面に定着させており、人の手ならではの温度感がオフィス空間を包みこみます。総勢22名の学生たちと共にドローイングしました。

ART DIRECTION
DESIGN
DRAWING

Credit

Creative Director + Art Director: Seitaro Yamazaki/ Designer: Seita Kobayashi/ Assistant Designer: Naoto Takebayashi/