東京財団政策研究所 CORPORATE BRANDING 設立二十周年。世界レベルのシンクタンクへと生まれ変わる
意思を体現したブランディングプロジェクト。

公益財団法人東京財団は2018年、設立20周年を迎えるにあたり、世界レベルのシンクタンクを目指して、理論・データに基づく質の高い政策研究を中核に据えた新たな研究所として発展的に改組し、「公益財団法人東京財団政策研究所」へ名称を変更しました。

セイタロウデザインはこの重要な節目にあたり、新研究所の明確なブランドイメージを構築すると同時に、国内外に対して戦略的なコミュニケーション施策を展開するため、VIリニューアル、各種VIツールや帳票類、サイン、ブローシャー、ティザーサイト・本サイトの企画・メッセージ設計、デザイン、制作を手がけました。

[HP]https://www.tkfd.or.jp/

01VI設計
VIリニューアルにあたっては、新研究所の特徴である以下の4点をブランドイメージとして可視化するために、VIで訴求する情緒価値として5つのキーワードを精査しました。
【新研究所の特徴】
①世界に通じる独立的シンクタンク(Independence)
②質䛾高い政策研究(Quality)
③日本および世界䛾政策に影響を与える(Impact)
④より良い社会䛾実現に貢献する(Change)
=東京財団政策研究所は、世界の未来を思考する、政策シンクタンクである。

【新研究所の訴求すべき情緒価値】
自由、知的、信頼、格式、先進的
そして、上記の5つの情緒価値を想起させるVIとして、シンボルマークは、同一グリッド線上に2層構造で成り立つ構造で、新研究所がシンクタンク(頭脳集団)であることを踏まえ、放射線状に広がる脳の回路をイメージしたグリッド線を活用して構成しました。
また、新研究所の大きな強みであるPolicy Data Lab.(政策データラボ)の略称である“PDL”を下層に面で表現し、Policy Data Lab.があることでより質の高い政策研究を発表できること、新研究所がPolicy Data Lab.(PL)を基軸に拡張していく様子を表現しています。
上段の白字の部分は、東京のシンクタンク「Think Tank Tokyo」の頭文字を動的な線で可視化し、色彩は、日本・東京・アカデミックな格式を表現できる日本の伝統色で構成し、新研究所のアイデンティティを明確化しています。

02メッセージの設計
東京財団政策研究所は、
①質の高い研究の遂行
②独立・非営利の堅持を通じて
③政策への影響を与え、社会を変革していくこと
を目指す政策シンクタンクです。
設立20周年を機に、世界の主要な政策シンクタンクに伍する規模と、理論とデータに基づく質の高い研究力を持つ政策シンクタンクとなるべく、「選べる未来を拡げる政策シンクタンクへ。」というメインメッセージを設計しました。

03VIツールのデザイン
VI設計後は、新たに規定したVIレギュレーションを軸に、オフィスで新VIを訴求するためのサインのアートディレクション、VIツール(名刺・封筒、バックパネル)、帳票類、ブローシャー、ティザーサイトの企画・メッセージ設計・デザイン制作を手がけ、国内外の研究者や政治家・官僚、メディア、一般の方に向けて、統一したブランドイメージを発信しています。

04ブローシャーのデザイン制作

05WEBサイトのリニューアル
WEBサイトでは、世界の未来を思考する政策シンクタンクのWeb サイトとして“Think Future:未来の選択肢を共有するメディア” をコンセプトに、Web サイトをリニューアルしました。VIリニューアル時に掲げた「自由、知的、信頼、格式、先進的」という5つのキーワードを想起させるデザイントーンにしています。
また、研究員のブランド化を実現し、東京財団政策研究所のプレゼンスを向上するため、研究員ページを充実させ、他のコンテンツとの紐付けを細かく設計し、回遊性を高める動線設計をしています。
【URL】https://www.tkfd.or.jp/

06ブローシャー改訂版の企画デザイン制作

GRAPHIC DESIGN
LOGO DESIGN
MESSEGE MAKING
VI PLANNING
WEB DESIGN

Credit

Creative Director + Art Director: Seitaro Yamazaki/ Producer: Asuka Kobayashi/ Copy Writer: Tsuyoshi Harada/ Designer: Seita Kobayashi, Hiroyuki Aketa, Risa Kuroiwa/