FIFGワールドツアー | 日本フットゴルフ協会 VISUAL IDENTITY 新たなスポーツ競技の持つ要素を抽象化し、
アイコン化したロゴデザイン。

フットゴルフは、サッカー(フットボール)とゴルフという異なるスポーツを融合した新スポーツ。2012年にハンガリーで第1回ワールドカップが開催されたのを皮切りに、欧米を中心に既に35カ国以上で楽しまれていて、“世界で最も急速に発展しているスポーツ”として注目を集めています。一般社団法人 日本フットゴルフ協会(JFGA)は、フットゴルフの国内における競技の普及と発展を目的に活動しています。

今回、全世界のフットゴルファーの頂上を決める最高峰の大会、FIFGワールドツアー2017(FIFG WORLD TOUR MAJOR FOOTGOLF JAPAN INTERNATIONAL OPEN 2017)が日本で開催されるにあたり、大会公式ロゴのアートディレクション・デザインをお手伝いしました。

まず、フットゴルフの要素を抽象化してアイコン化し、それらを統合するフットゴルフのイメージを表現しました。3つ並んだピクトグラムは、ボールとフィールドとピンをイメージしています。フィールドのピクトグラムは、本大会が軽井沢で開催されるため、木のイメージになっています。今後、開催場所や大会の趣旨によって、中央のピクトグラムは可変することを前提にしており、どのような要素が来ても、3つのピクトグラムが、フットゴルフの傘の下で同じ印象を与えられるように設計した、可変するロゴデザインになっています。

世界に広がるフットゴルフのワールドツアーは、2017年から始まった世界各国300大会以上が参加するツアー競技で、その最高ランクに位置するメジャー大会は、世界で6大会しか開催されないビッグトーナメント。その最終戦である日本大会のVIとして、日本における独自性を可視化するため、日本ならではの縦組みを彷彿とさせる佇まいを持ちながらも、モダンな印象与える意匠に仕上げました。

サッカーとゴルフ、大人と子供、スポーツと自然など、世代やスポーツとしての切り口に様々な要素が入り混じるフットゴルフ。従来のスポーツが持つ固定化された熱狂的な印象ではなく、ミニマルで可能性に満ち、多様な価値観を持つ人々を巻き込むことができる、そんなフットゴルフの持つ精神性を体現する図版を目指しました。フットゴルフの成長と共に変化を繰り返しながら共に成長し、思いを未来に紡いでいくロゴデザインです。

また、大会の開催記者会見にて、弊社の山﨑も日本フットゴルフ協会会長の松浦新平氏や公認アンバサダーの高橋陽一氏(漫画『キャプテン翼』作者)、元サッカー日本代表の岩本輝雄氏や元U-17日本代表の財前宣之氏、フットゴルフ日本代表でアルゼンチンワールドカップにも出場した元浦和レッドダイヤモンズの堀之内聖氏らとともに登壇し、公式ロゴをお披露目させていただきました。

LOGO DESIGN

Credit

Art Director + Designer: Seitaro Yamazaki/ Designer: Seita Kobayashi, Hiroyuki Aketa/