法務省 PRINT 刺激的なコピーとともに、職業の社会的ギャップをうめることを目指した
刑務官採用ポスター。

検察・行刑から出入国管理まで、幅広い業務を行っている法務省。その中でも行刑を中心に担当する矯正局より依頼を受け、刑務官募集のためのポスターの企画・アートディレクション・デザイン制作を行いました。

「女性刑務官の募集に特化したクリエイティブを」というクライアントからの要望を受け、実際に刑務官が働く現場の視察を実施しました。女性刑務官へのインタビューを行う中で、大学の先輩や両親、配偶者といった身近な人物に関係者がいることが就職のきっかけになるケースが多いことがわかりました。一方で、一般の人の中では、「刑務官」と「警察官」の区別がついていないことがあるなど、職業としての認知度の低さも判明しました。

このギャップを埋めるべく、“身近な人から刑務官という職を勧められる”という経験の追体験を多くの女性にしてもらうことをコンセプトとし、“先輩と後輩の会話”のシーンをポスターに落とし込みました。

また、一般の人には馴染みの薄い職業であるという前提のもと、まずは刑務官という職業があることに気がついてもらえるよう、笑顔の女性のビジュアルに、「先輩が、刑務所に入った。」という刺激的なキャッチコピーを組み合わせ、このポスターへの関心を最大化することに注力しています。

ART DIRECTION
COMMUNICATION PLANNING
COPY WRITING
CREATIVE DIRECTION
GRAPHIC DESIGN

Credit

Creative Director + Art Director: Seitaro Yamazaki/ Designer: Seita Kobayashi, Risa Kadowaki/ Copy Writer: Tsuyoshi Harada/ Director: Asuka Kobayashi/