理化学研究所 革新知能統合研究センター PRINT 研究所の機能概念をメタ化し、
インフォグラフィックに落とし込んだパンフレット制作。

理化学研究所は物理学、工学、化学、数理・情報科学、計算科学、生物学、医科学などに及ぶ広い分野で研究を進めている、日本で唯一の自然科学の総合研究所。今回は、人口知能について総合的に研究している革新知能統合研究センター(AIP)のパンフレット制作を担当しました。

純粋な技術の追求と実社会の課題解決に根差した研究。多種多様なテーマに則って実行される研究へのアプローチが重なり合い、より良い社会をつくる人工知能技術が確立されていく様子を、抽象的に可視化し、デザインに取り入れました。研究グループの53ユニットを53本のグリッド(線)で表した上で、そのグリッド(線)をベースに、それぞれの研究グループを図形で再現しました。

表紙のデザインは、革新知能統合研究(AIP)センターを構成する3つのグループを目的指向基盤技術研究グループは三角形、社会における人工知能研究グループは四角形、汎用基盤技術研究グループは五角形で表し、3つの図形を重ね合わせることで、それぞれに独立した3つのグループの研究が重なり、新たな価値を創造している様を表現。色彩は青・黄・赤の透明感のあるグラデーションを使用し、先端的かつ繊細なイメージ伝えるよう、設計しました。

中面の研究紹介ページでは、各グループをそれぞれの色のグラデーションで明確に分類しています。 表紙にも使用しているグリッド(線)をベースに、交差する点を結びながら、各グループを表す図形を特徴的に表現しています。また、研究グループ・ユニットを端的に理解してもらえるよう、各研究グループ・ユニットそれぞれにキャッチコピーを作成しました。

CREATIVE DIRECTION
GRAPHIC DESIGN
ILLUSTRATION

Credit

Creative Director + Art Director: Seitaro Yamazaki/ Producer: Asuka Kobayashi/ Copy Writer: Tsuyoshi Harada/ Designer: Hiroyuki Aketa/