沖縄の工芸をアートに昇華させた、
那覇空港国際線旅客ターミナルの大型インスタレーション。

A large-scale installation in the international passenger terminal
of Naha Airport that sublimated Okinawan crafts into art.

TAYUTAI

INSTALLATION

インスタレーション『T A Y U T A I』は、2019年12月1日(日)から2020年1月中旬まで、那覇空港国際線旅客ターミナルビル ふくぎホールに設置するために制作されたアート作品です。

今回のインスタレーションは、クリスマスツリーをモチーフに、沖縄県内の8つの工房で作られた織物(久米島紬、宮古上布、読谷山花織、琉球絣、首里織、喜如嘉の芭蕉布、琉球紅型、知花花織)を使用しています。風に揺らいだ反物が主役になるよう、重力を感じるような要素は骨組みも含め極力排除しました。また、それぞれ違う反物の柄を際立たせるため、反物の長さにもこだわり、内部に複数のサーキュレーターを仕込むことで、室内でも沖縄の風を感じることができるよう演出しています。

【作品コンセプト】
2019年10月31日。
沖縄文化の一つの象徴である首里城が焼失した。

紐解いていくと、この地に脈々と伝わる、
様々な工芸や文化芸術が琉球王朝に帰結していく。

琉球文化は、多様性を孕んでいる。
琉球は歴史の中で重要な交易地とし、国内外の様々な文化との交流を持ち、
それらを取り込みながら、自らの文化として昇華させてきた。
それは、今まさに、この時代に我々が向き合うべき多様性の体現である。

様々な文化の影響が各産地のテキスタイルに見て取れる。
沖縄の8つの産地から集められたテキスタイルは、
どれも魅力的で、語るべき物語に溢れている。

この作品は、風にたゆたう布のように、
軽やかにこの土地の生活を彩ってきたテキスタイルを、
ほんの少しの所作を入れ込むことで昇華させたインスタレーションである。
その表情は、緩やかに風を受けとめながら移り変わり、
決して定着することなく、常に動き続け変化をし続けていく。

しなやかな琉球文化を首里城復元への願いと共に、
少しでも感じてもらうことができたなら、何より嬉しく思う。

TAYUTAI INSTALLATION

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