川野小児医学奨学財団
担当したこと
- 01
- VI設計
- 02
- VIツールのデザイン
- 03
- WEBサイトのデザイン
- 04
- 財団案内のデザイン
- 05
- 事業報告書のデザイン
公益財団法人 川野小児医学奨学財団は、子供たちの明るく健やかな成長を願い、小児医学の研究者に対する助成ならびに表彰、および小児医学を志す医学生に対する奨学金の給付などの事業を行っています。
今回、より多くの方に財団の想いや活動内容を伝えるためのCI・VIリニューアルとして、財団ロゴ、VIツール(名刺・封筒)、HP、パンフレットの企画・アートディレクション・デザイン制作をお手伝いしました。
すべての軸となるロゴマークには、財団設立のきっかけとなった出来事を元に、財団の中心にある切実な想いを表現しました。
また、涙色のキーカラーとロゴマークから派生したカーブ表現を活かし、名刺・封筒から、HP、パンフレットに至るまで、小児医学を支援する財団の特性を生かしたやさしさと温度を感じられるデザインで、統一した世界観を醸成しています。
01VI設計
ロゴマークは、財団を設立するきっかけとなった、当時小学校2年生だった理事長の長男が亡くなった時に流されたであろう涙の滴の形をベースとして設計しました。
同時に、その時から財団が抱き続けている“小児医学に関わる多様な人々の支えにより、多くの子どもの明るく健やかな成長を実現したい”という想いをハートと点のモチーフで表現しています。
02VIツールのデザイン
名刺は、交換時に当財団の設立のきっかけとなった想いを伝えることから会話が始まるよう、新しいロゴがより印象的に伝わるようデザインしました。
封筒は、小児医学をさまざまな形で支援する当財団の印象を伝えるため、カーブの曲線を生かした温かみのある形状に設計しています。
双方ともミセス B オフホワイトを採用し、手触りでもやさしい印象を伝えられるようにしています。
03WEBサイトのデザイン
川野小児医学奨学財団の公式サイトとして、PCサイトとスマホサイトを制作しました。
ブランドのキーカラーであるブルーグリーンと、封筒でも採用したカーブの曲線を生かし、シンプルで優しいデザインで構成しています。
また、「研究助成」「奨学金給付」「小児医学川野賞」「医学会助成」「小児医療施設支援」という5つの事業を、それぞれに設定したカラーと事業内容を伝える写真を通して、わかりやすく表現しています。
財団の活動内容がわかるよう、更新性にも留意して制作しました。
04財団案内のデザイン
埼玉県内の医療機関や医学部を持つ大学に配布・設置するための財団案内を制作しました。
初めて川野小児医学奨学財団を知った人に対して、財団の事業・特長がわかりやすく訴求できるよう構成しています。
05事業報告書のデザイン
川野小児医学奨学財団に関わったすべての人に、財団の事業を毎年報告するためのツールとして、事業報告書を制作しました。
理事長の対談インタビューや、研究助成の対象者、奨学金の給付者、小児医学川野賞の受賞者のインタビューコンテンツなど、読み物コンテンツも充実化させ、表面的な事業報告ではなく、財団の思いや支援内容が伝わる1冊になっています。
- Client:
- Kawano Pediatric Medical Science Scholarship Foundation
- Art Director:
- Seitaro Yamazaki ( seitaro design )
- Producer:
- Asuka Kobayashi ( seitaro design )
- Designer:
- Seita Kobayashi ( seitaro design )
Tomohiro Koga ( seitaro design ) - System:
- Satoshi Onoda